A ちゃん(生後4か月、女児)は、嘔吐とけいれんのため病院を受診した。受診時、A…
A ちゃん(生後4か月、女児)は、嘔吐とけいれんのため病院を受診した。受診時、A ちゃんは傾眠状態で、顔色不良と眼球上転がみられたため入院となった。受診時の体温は36.8 ℃であった。四肢は硬直し、数か所の内出血斑があった。大泉門は平坦であったが、次第に膨隆を認めるようになった。このときの頭部CT(別冊No. 2)を別に示す。A ちゃんの所見として考えられるのはどれか。
- ⑴ 急性脳症急性脳症では、多くは高熱を伴います。
- ⑵ てんかんてんかんでは、内出血斑はみられません。
- ⑶ 硬膜下血腫頭の中で出血が続き、圧が高まっています。
- ⑷ 細菌性髄膜炎細菌性髄膜炎では、発熱がみられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。発熱がないのにけいれんと意識の低下があり、体のあちこちに内出血斑があって、大泉門がしだいに膨らんでいます。これは頭の中で出血が続いて圧が高まっている所見で、硬膜下血腫が考えられます。虐待による揺さぶりが背景にあることもあります。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成