訪問看護師は、Aちゃんの誤嚥性肺炎を予防するケアの方法を母親に指導することにした…
次の文を読み109〜111 の問いに答えよ。Aちゃん(6歳、女児)は、重症の新生児仮死で出生した。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しているため、今回の入院で経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の訪問看護を利用することになった。現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢保持が困難で、移動および移乗は全介助である。声かけに笑顔はみられるが、指示に応じることはできない。
訪問看護師は、Aちゃんの誤嚥性肺炎を予防するケアの方法を母親に指導することにした。母親が行うAちゃんへのケアとして適切なのはどれか。
- ⑴ 腹式呼吸を促す。指示に応じられず、行うことができません。
- ⑵ 咳嗽の訓練を行う。咳の訓練も、指示に応じられないと行えません。
- ⑶ 胸郭可動域の訓練を行う。換気がよくなり、痰も出しやすくなります。
- ⑷ 含嗽液を用いてうがいをさせる。うがいは、誤嚥の危険があります。
解説
正解は⑶です。この子は姿勢を保てず胸郭が硬くなりやすいため、胸郭を動かす訓練を行うと換気がよくなり、痰も出しやすくなって誤嚥性肺炎を防げます。指示に応じられないので腹式呼吸や咳の訓練、うがいは行えず、別の方法で支える必要があります。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成