入院から4週が経過し、病状が安定して意識が回復した。Aさんは後遺症として運動性失…
次の文を読み115〜117 の問いに答えよ。Aさん(70 歳、男性)。妻(74 歳)と2人で暮らしている。Aさんがトイレに入ったまま戻ってこないので妻が見に行くと、トイレで倒れていた。妻が発見直後に救急車を要請した。救急隊からの情報ではジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ- 20 で右片麻痺があり、バイタルサインは、体温36.5 ℃、呼吸数16/分、脈拍108/分、血圧200/120 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96 % であった。
入院から4週が経過し、病状が安定して意識が回復した。Aさんは後遺症として運動性失語が残り、言葉がうまく発せられないため涙ぐむことがあった。妻は面会後「夫が話す言葉が分からず、どう接すればよいか分からない」と言って戸惑っていた。妻に対する対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「いつもどおり話をしてあげてください」困っている妻の助けには、なりません。
- ⑵ 「看護師も同席してAさんとお話ししましょう」伝わる方法を、その場で一緒に学べます。
- ⑶ 「リハビリテーションで話せるようになりますよ」確かでない見通しは、約束できません。
- ⑷ 「分かりやすい言葉で話しかけてあげてください」助言だけでは、実際の戸惑いは消えません。
解説
正解は⑵です。どう接してよいか分からない妻には、看護師が同席して実際のやり取りを一緒に行うことが最も助けになります。伝わる方法をその場で学べて、妻の不安も和らぎます。いつもどおりという助言や見通しの約束、言い換えの指示だけでは支えになりません。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成