入院後2週が経過した。Aさんは食事の時間に食べ物を細かく刻み、1時間以上時間をか…
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。Aさん(23 歳、女性)は、大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg 減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、開放病棟へ入院した。入院時、身長160 cm、体重37 kg であった。
入院後2週が経過した。Aさんは食事の時間に食べ物を細かく刻み、1時間以上時間をかけるが、摂取量はスプーン1杯ほどである。ベッド上でストレッチを2時間行っている。Aさんと話し合ったところ「私はこの病棟で一番太っているから少しでも痩せなきゃ」と話した。看護師の関わりとして適切なのはどれか。
- ⑴ 体重測定の回数を増やす。体重へのこだわりを、強めてしまいます。
- ⑵ 鏡でAさんの全身を映して見せる。見せても、受け止め方は変わりません。
- ⑶ 痩せたいという気持ちについて話し合う。背景にある思いを、分かち合えます。
- ⑷ Aさんは看護師よりも痩せていると伝える。他人と比べると、反発を招きます。
解説
正解は⑶です。やせたいという気持ちの背景には、自分への自信のなさや不安があります。その思いを否定せずに一緒に話し合うことが、治療を進める土台になります。体重測定を増やすことや鏡を見せること、他人と比べて伝えることは、かえってこだわりを強めます。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成