入院後3日、左足趾のしびれと足背の疼痛を訴えた。看護師の観察で適切なのはどれか。…
次の文を読み94〜96 の問いに答えよ。Aさん(25 歳、男性)は、オートバイの単独事故による交通外傷で救急病院に入院した。外傷部位は左上下肢で、左脛骨骨折に対しては長下肢ギプス固定をした。左前腕部は不全切断で、再接着術が行われた。
入院後3日、左足趾のしびれと足背の疼痛を訴えた。看護師の観察で適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 膝窩動脈を触知する。ギプスに覆われ、触れにくい位置です。
- ⑵ 足背の皮膚色を観察する。血流が保たれているかを、確かめられます。
- ⑶ 足趾の屈伸運動が可能か確認する。神経の働きが保たれているかが、分かります。
- ⑷ Volkmann〈フォルクマン〉拘縮の有無を確認する。これは、前腕に起こる拘縮です。
- ⑸ ギプスを数cm カットして浮腫の有無を確認する。看護師の判断で、切ることはできません。
解説
正解は⑵と⑶です。しびれと痛みはギプスによる圧迫で血流や神経が妨げられている合図なので、足背の皮膚の色と、足の指を自分で動かせるかを確かめます。膝窩動脈はギプスに覆われて触れにくく、前腕の拘縮は別の部位の話で、ギプスを勝手に切ることもできません。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成