入院後、Aさんは点滴静脈内注射による持続輸液とプレドニゾロン40 mg/日の内服…
次の文を読み91〜93 の問いに答えよ。Aさん(28 歳、女性、会社員)は、夫と1歳の娘との3人で暮らしている。25 歳のときに潰瘍性大腸炎と診断され、内服治療を続けてきた。Aさんは27 歳で出産後、職場に復帰していたが3か月前から排便回数が増え、便に血液が混入するようになった。1週前から下痢が1日8〜10 回あり、腹痛や発熱もみられ、外来受診したところ、潰瘍性大腸炎の再燃のため入院することになった。身長158.2 cm、体重40.2 kg。体温38.3 ℃、脈拍92/分、血圧108/76 mmHg であった。血液検査データは、赤血球340 万/μL、白血球9,800/μL、Hb 7.8 g/dL、アルブミン2.5 g/dL、CRP 5.5 mg/dL。
入院後、Aさんは点滴静脈内注射による持続輸液とプレドニゾロン40 mg/日の内服とが開始された。入院翌朝、Aさんが「たくさん汗をかいたのでさっぱりしたい」と話したため、看護師は清拭を行うと提案した。体温38.0 ℃、呼吸数18/分、脈拍82/分、血圧112/72 mmHg であった。下痢は0時から6時までで3回あり、倦怠感が強い。看護師が入浴ではなく清拭を提案した理由で適切なのはどれか。
- ⑴ プレドニゾロンの内服内服そのものは、理由になりません。
- ⑵ 点滴静脈内注射の実施点滴中でも、工夫すれば入浴できます。
- ⑶ 急性増悪体力を消耗させるため、負担の小さい方法を選びます。
- ⑷ 貧血貧血だけでは、理由になりません。
解説
正解は⑶です。熱が38度あり、下痢も続いて倦怠感が強く、病気が急に悪くなっている時期にあたります。入浴は体力を消耗させるため、負担の小さい清拭を選びます。ステロイドの内服や点滴、貧血そのものは、入浴を控える理由にはなりません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成