退院後1か月。訪問看護ステーションの看護師が訪問した際、夫から「妻は痛みで苦しん…
次の文を読み118〜120 の問いに答えよ。Aさん(50 歳、女性)は、子宮頸癌の終末期で入院し緩和ケア治療を行っている。倦怠感は強いが食事は摂れている。麻薬を使用し疼痛のコントロールはできており、ふらつきはあるがトイレ歩行はできる。医師からは余命2か月と告知されており、退院して自宅で最期を迎えたいと希望している。主な介護者となる夫は58 歳で、5 年前の脳梗塞の後遺症で不全麻痺がある。経済的には安定している。子どもはいない。
退院後1か月。訪問看護ステーションの看護師が訪問した際、夫から「妻は痛みで苦しんでいる様子はない。トイレと食事以外は眠っていることが多く、このまま死んでしまうのでしょうか。家で看取ることができるか不安です」と相談を受けた。夫への支援で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 夫に頑張るよう励ます。励ましだけでは、不安は和らぎません。
- ⑵ 病院に入院するよう提案する。本人の希望を、確かめるほうが先です。
- ⑶ 麻薬の量を増やすことを提案する。痛みで苦しむ様子は、みられません。
- ⑷ Aさんが希望する看取りの場について再度話し合う。気持ちを確かめ直し、支えを組み直せます。
解説
正解は⑷です。夫は看取れるかどうかに迷いを抱いています。本人がどこで最期を迎えたいかをもう一度一緒に話し合うことで、気持ちを確かめ直し、必要な支えを組み直せます。励ますことや入院を提案すること、薬を増やすことは、この迷いに応えていません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成