入所時の身長170 cm、体重50 kg。1か月間で体重が3kg 減少した。血液…
次の文を読み97〜99 の問いに答えよ。Aさん(94 歳、男性)は、要介護1で、妻(84 歳)と2人暮らしであった。肺炎で入院治療していたが本日退院し、介護老人保健施設に初めて入所した。現在の障害高齢者の日常生活自立度判定基準はランクB-2、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準はランクⅡa である。食欲は良好で、食事の姿勢や動作は自立している。部分義歯で不具合はなく、口腔内の異常はない。
入所時の身長170 cm、体重50 kg。1か月間で体重が3kg 減少した。血液検査データは、血清アルブミン3.2 g/dL、CRP 0.1 mg/dL。反復唾液嚥下テストは30秒間で4回である。Aさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。
- ⑴ 流動食が必要である。嚥下のテストは、正常の範囲にあります。
- ⑵ 炎症反応が続いている。炎症を示す値は、正常の範囲です。
- ⑶ 認知症による摂食行動の問題がある。食事の姿勢も動作も、自立しています。
- ⑷ タンパク質・エネルギー低栄養状態〈PEM〉である。体重とアルブミンの低下から、当てはまります。
解説
正解は⑷です。1か月で体重が3キログラム減り、血清アルブミンも3.2と低くなっています。これは蛋白質とエネルギーが足りていない低栄養の状態です。嚥下のテストは正常の範囲で流動食は必要なく、炎症を示す値も正常で、食事の動作も自立しています。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成