入院後2 か月。A さんと夫は主治医と面接し、A さんは2 週後に自宅への退院を…
次の文を読み109〜111 の問いに答えよ。A さん(52 歳、女性、専業主婦)は、夫と2 人の息子との4 人で暮らしている。A さんは内向的な性格であり、順番にまわってきた町内会の役員を引き受けたことで悩むことが多くなった。2 か月前から食欲不振と不眠が続いている。1 か月前から家事ができなくなり、死んでしまいたいと言い始めたため、夫が付き添って精神科を受診したところ、うつ病と診断された。
入院後2 か月。A さんと夫は主治医と面接し、A さんは2 週後に自宅への退院を目指すことになった。それ以来、A さんは積極的に病院から自宅への外出を繰り返すようになったが、夕方に外出から戻ってくるとすぐにベッドに入り臥床していることが多くなった。うつ病の回復期にあるA さんについて情報収集する項目で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 希死念慮の確認回復期は、危険が高まります。
- ⑵ 外出時の食事内容大切ですが、命に関わる確認が先です。
- ⑶ 外出時の服薬状況これも、確認の後になります。
- ⑷ A さんの家庭の経済状況今の時点で、急ぐ項目ではありません。
解説
正解は⑴です。うつ病では、気力が戻り始めた回復期に自ら命を絶つ危険が高まります。退院が決まった後に臥床が増えている変化は見逃せず、死にたい気持ちがないかを確かめることが最も優先されます。食事や服薬、経済の状況も大切ですが、命に関わる確認が先になります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成