Aさんのアセスメントで正しいのはどれか。
次の文を読み48〜50 の問いに答えよ。Aさん(36 歳、初産婦)。2年前に人間ドックで高血圧を指摘されていたが、自覚症状はなく、特に医療機関には通院していなかった。妊娠7週0日の初診時、血圧150/90 mmHg、尿蛋白(−)であり、食事指導を受けた。その後、血圧は130/80mmHg 前後で推移した。妊娠35 週3日の妊婦健康診査では、血圧164/100 mmHg、尿蛋白3+、尿糖(−)、下腿の浮腫2+であった。同日、血圧管理を目的に入院し、安静によって血圧は142/88 mmHg まで低下した。翌日、血圧140/82 mmHg、尿蛋白定量2.5 g/日であった。
Aさんのアセスメントで正しいのはどれか。
- ⑴ 妊娠高血圧妊娠高血圧は、蛋白尿を伴わないものを指します。
- ⑵ 妊娠高血圧腎症妊娠前から、高血圧が存在していました。
- ⑶ 加重型妊娠高血圧腎症もとの高血圧に、蛋白尿が加わった状態です。
- ⑷ HELLP 症候群血小板減少や肝機能の異常は、みられません。
- ⑸ ネフローゼ症候群低蛋白血症の所見がなく、該当しません。
解説
正解は⑶です。妊娠7週の時点ですでに血圧150/90mmHgと高血圧があり、妊娠20週を過ぎてから尿蛋白が加わっているため、加重型妊娠高血圧腎症と判断します。妊娠高血圧は蛋白尿を伴わないもの、妊娠高血圧腎症は妊娠20週以降に初めて高血圧と蛋白尿が現れたものを指します。血小板減少や肝機能の異常はなくHELLP症候群にはあたらず、低蛋白血症の所見もないためネフローゼ症候群でもありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成