入院後1時間、陣痛間欠3〜4分、陣痛発作40 秒となり、下腹部と腰部との痛みが急…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。Aさん(33 歳、1回経産婦)。妊娠40 週2日、6分ごとに1分間持続する規則的な子宮収縮を自覚して来院した。前日の妊婦健康診査時の経腹超音波検査の結果、胎児推定体重3,800 g、AFI 8.0。夫は出産の立会いを予定していたが仕事の都合で来院できなかった。
入院後1時間、陣痛間欠3〜4分、陣痛発作40 秒となり、下腹部と腰部との痛みが急激に増強した。Aさんは陣痛間欠時も体中に力が入っており「もう痛みに耐えられない。帝王切開にしてください」と不安そうな表情で訴えた。Aさんの支援のための対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 楽な姿勢を一緒に考える。楽な姿勢を一緒に探すことが、産痛の緩和になります。
- ⑵ 痛みに耐えるように伝える。耐えるよう伝えることは、追いつめる言葉になります。
- ⑶ もっと頑張るように励ます。励ますだけでは、つらさを受け止められません。
- ⑷ 帝王切開術の適応ではないことを説明する。説明だけでは、訴えに応えたことになりません。
- ⑸ 赤ちゃんが大きいため時間がかかることを伝える。不安を、かえって強めてしまう説明になります。
解説
正解は⑴です。痛みが強く全身に力が入っている状態では、まず産婦が少しでも楽に過ごせる姿勢を一緒に探し、そばに寄り添うことが産痛の緩和につながります。耐えるように伝えることや、もっと頑張るよう励ますことは、追いつめる言葉になってしまいます。帝王切開の適応ではないと説明するだけでは、つらさを受け止めたことになりません。児が大きいから時間がかかるという説明も、不安を強めるだけになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成