Aさん(30 歳、初産婦)。妊娠39 週5日。前期破水にて入院し、2時間後、自然…
Aさん(30 歳、初産婦)。妊娠39 週5日。前期破水にて入院し、2時間後、自然に陣痛が開始した。分娩開始後13 時間が経過し、内診所見は、子宮口6cm 開大、展退度80 %、Station +1、小泉門が2時方向に触れる。陣痛間欠は7分に延長し、陣痛発作は20 秒のままである。陣痛間欠時も緊張しており、昨晩から眠れていない。悪心が強く、飲水が困難なため点滴静脈内注射が開始された。胎児心拍数陣痛図は正常である。この時点でのAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 入浴を勧める。体力をさらに消耗させることになってしまいます。
- ⑵ 階段昇降を一緒に行う。疲労が強い状態では、かえって負担になります。
- ⑶ 陣痛間欠時に休息を促す。疲労を回復させることが、陣痛の回復につながります。
- ⑷ 陣痛発作時に怒責を誘導する。全開大前の怒責は、頸管の浮腫や裂傷を招きます。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。分娩開始から13時間が経過し、昨晩から眠れず悪心も強い状態で、陣痛は弱まっています。疲労が進むと陣痛はさらに弱くなるため、まずは陣痛間欠時に休息をとれるよう整えることが最も適切な支援になります。入浴や階段昇降は体力をさらに消耗させてしまいます。子宮口はまだ6cm開大であり、この時点で怒責を誘導すると頸管の浮腫や裂傷を招く危険があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成