Aさんへの説明で最も適切なのはどれか。
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。Aさん(32 歳、初産婦)。病院で妊婦健康診査を受けており、妊娠経過は順調であった。妊娠35 週3日、妊婦健康診査で行われたスクリーニング検査で、肛門周囲からB 群溶血性レンサ球菌〈GBS〉が検出された。Aさんは児への感染を心配している様子である。
Aさんへの説明で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「分娩のときに抗菌薬の点滴で予防します」分娩開始後の点滴で、新生児への感染を防ぎます。
- ⑵ 「抗菌薬を1週間、毎日内服してください」妊娠中の内服では、分娩までに菌が戻ってしまいます。
- ⑶ 「手洗いを徹底してください」手洗いでは、産道での感染を防ぐことはできません。
- ⑷ 「性交渉は控えてください」性交渉を控えても、保菌はなくなりません。
- ⑸ 「週に1回腟洗浄をします」腟洗浄でも、保菌をなくすことはできません。
解説
正解は⑴です。B群溶血性レンサ球菌の保菌が分かった場合は、分娩が始まってから抗菌薬を点滴で投与し、産道を通るときの新生児への感染を防ぎます。妊娠中に内服しても一度は消えた菌が分娩までに戻ることが多く、予防にはつながりません。手洗いや性交渉の制限、腟洗浄でも保菌をなくすことはできません。破水したときは早めに連絡してもらうよう、あらかじめ伝えておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成