34 歳の褥婦。産褥1日。腟壁に血腫が認められ、切開し縫合手術を行うことになった…
34 歳の褥婦。産褥1日。腟壁に血腫が認められ、切開し縫合手術を行うことになった。手術前に、セフェム系の抗菌薬の点滴静脈内注射を開始した直後から呼吸困難と悪心とを訴え、顔面にチアノーゼがみられた。このときの第一選択薬として正しいのはどれか。
- ⑴ ヘパリンヘパリンは血栓の治療薬で、この状態には使いません。
- ⑵ アドレナリンアナフィラキシーの第一選択で、ただちに筋注します。
- ⑶ 抗ヒスタミン薬補助的に用いる薬で、最初に使うものではありません。
- ⑷ グルココルチコイド効果が現れるまでに、時間がかかってしまいます。
- ⑸ プロスタグランディン子宮収縮などに用いる薬で、適応になりません。
解説
正解は⑵です。抗菌薬の点滴直後に呼吸困難とチアノーゼが現れており、アナフィラキシーと考えられます。第一選択薬はアドレナリンで、ただちに大腿部の前外側に筋肉内注射を行います。抗ヒスタミン薬やグルココルチコイドは補助的に用いる薬で、効果が現れるまでに時間がかかるため最初に使う薬ではありません。ヘパリンやプロスタグランディンは、この状態の治療には用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成