32 歳の初産婦。喘息を合併している。妊娠28 週のときに喘息発作を起こした。現…
32 歳の初産婦。喘息を合併している。妊娠28 週のときに喘息発作を起こした。現在はステロイド吸入薬を使用し、症状は落ち着いている。妊娠39 週5日、陣痛発来で入院した。内診所見は、子宮口4cm 開大、展退度60 %、Station −2、未破水であった。その後、陣痛の増強はなく内診所見も変化がない。胎児心拍数に異常はなく、微弱陣痛のため分娩を促進することになった。適切な方法はどれか。
- ⑴ 人工破膜児頭が高く、臍帯脱出を招く危険があります。
- ⑵ ラミナリア桿の挿入頸管熟化のための方法で、この段階では不要です。
- ⑶ メトロイリンテルの挿入すでに4cm開大しており、挿入の適応がありません。
- ⑷ オキシトシンの点滴静脈内注射微弱陣痛を強める方法として、最も適しています。
- ⑸ プロスタグランディンF2α の点滴静脈内注射気管支を収縮させるため、喘息合併では使えません。
解説
正解は⑷です。子宮口はすでに4cm開大して頸管も軟らかくなっており、微弱陣痛に対してはオキシトシンの点滴静脈内注射で陣痛を強めるのが適切です。プロスタグランディンF2αは気管支を収縮させるため、喘息を合併する産婦には使えません。児頭がStation−2と高い位置にあるため人工破膜は臍帯脱出の危険があり、頸管熟化を目的とするラミナリア桿やメトロイリンテルもこの段階では適応になりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成