正常新生児の呼吸循環生理で正しいのはどれか。
正常新生児の呼吸循環生理で正しいのはどれか。
- ⑴ 肺水の大部分は児の口鼻腔から排出される。肺水の大部分は、毛細血管とリンパ管から吸収されます。
- ⑵ 出生直後から肺血管抵抗は上昇する。肺が広がることで、肺血管抵抗は低下していきます。
- ⑶ 出生直後の肺胞の拡張には10 cmH2O の圧力が必要である。第一啼泣では、30から40cmH2Oの圧が必要です。
- ⑷ 生後の動脈血酸素分圧〈PaO2〉の上昇によって動脈管が開く。酸素分圧の上昇は、動脈管を収縮させて閉じさせます。
- ⑸ 生後の肺血流量の増加によって卵円孔が閉鎖する。肺血流が増えて左心房の圧が上がり、卵円孔が閉じます。
解説
正解は⑸です。出生後に肺が広がると肺血流量が増え、左心房へ戻る血液が増えて左心房の圧が右心房より高くなるため、卵円孔が機能的に閉鎖します。肺水の大部分は口鼻腔からではなく、肺の毛細血管とリンパ管から吸収されます。第一啼泣では30から40cmH2Oという高い圧が必要で、肺血管抵抗は出生後に低下します。酸素分圧の上昇は動脈管を収縮させ、閉鎖へと導きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成