夫の精液検査を行ったところ、容器内に4.0 mL の精液が採取されていたが、精液…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。A さん(40 歳、女性)。39 歳のときに43 歳の男性と結婚し、1 年間基礎体温を記録して妊娠のタイミングをはかっていた。妊娠に至らなかったため、不妊症の検査を希望して来院した。
夫の精液検査を行ったところ、容器内に4.0 mL の精液が採取されていたが、精液中に精子を全く認めなかった。射精感はあったという。1 週後に再検査したが同様の結果であった。A さん夫婦に勧める内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 養子縁組をする。原因を確かめた後に、考える選択肢です。
- ⑵ 精巣生検を受ける。原因を見きわめ、治療の道を探ることができます。
- ⑶ 精子の提供者を探す。この時点で、勧める内容にはなりません。
- ⑷ 受精卵の提供者を探す。妻側に要因はなく、必要のない選択肢です。
解説
正解は⑵です。精液量は保たれているのに精子がまったくみられない無精子症では、精巣で精子がつくられていないのか、通り道がふさがっているのかを見きわめる必要があります。精巣生検を受けて精子が得られれば、顕微授精によって夫婦の子をもつ道が残ります。提供者を探すことや養子縁組は、原因を確かめ治療の可能性を探ったうえで考える選択肢であり、この時点で勧める内容にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成