A さんの既往歴に特記すべきことはなく、理学的所見も正常である。基礎体温は二相性…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。A さん(40 歳、女性)。39 歳のときに43 歳の男性と結婚し、1 年間基礎体温を記録して妊娠のタイミングをはかっていた。妊娠に至らなかったため、不妊症の検査を希望して来院した。
A さんの既往歴に特記すべきことはなく、理学的所見も正常である。基礎体温は二相性であった。2 回目の受診時にA さんは「結婚してしばらくは排卵日に性交渉をもつようにしていましたが、夫が3 か月くらい前から疲れているという理由で性交渉をもつことを拒否するようになりました。夫は容器に精液を採ることはできると言っています」と打ち明けた。A さんに勧める内容で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「あなたへの検査は中止しましょう」妻への検査を、中止する理由はありません。
- ⑵ 「夫婦でカウンセリングを受けましょう」夫婦で気持ちを言葉にできる場が、必要です。
- ⑶ 「夫にもっと協力するよう話しましょう」求めることは、夫をさらに追いつめます。
- ⑷ 「夫が採取した精液を腟内に自己注入しましょう」医学的な管理の外になり、勧められません。
解説
正解は⑵です。性交渉を避けるようになった背景には、不妊治療の重圧や夫自身の思いがあると考えられます。夫婦そろってカウンセリングを受け、互いの気持ちを言葉にできる場をもつことが最も適切な勧めになります。妻への検査を中止する理由はありません。もっと協力するよう求めることは夫をさらに追いつめます。自己注入は医学的な管理の外で行うことになり、助産師が勧める方法ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成