前回の分娩で子宮内反症を起こした経産婦。今回の妊娠経過は順調で、正常な経過で児を…
前回の分娩で子宮内反症を起こした経産婦。今回の妊娠経過は順調で、正常な経過で児を娩出した。児娩出後の胎盤娩出のための対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 臍帯を牽引する。剝離の前に引くと、内反を招いてしまいます。
- ⑵ 子宮底を圧迫する。子宮底を押すことも、内反の原因になります。
- ⑶ 胎盤を用手剥離する。用手剝離は、医師が行う処置になります。
- ⑷ 子宮底を輪状マッサージする。剝離前のマッサージも、内反を招きます。
- ⑸ 胎盤剥離徴候がみられるまで待つ。徴候を確かめてから、娩出させることが安全です。
解説
正解は⑸です。子宮内反症の既往がある産婦では、胎盤が自然に剝がれる前に臍帯を引いたり子宮底を押したりすると再び内反を起こす危険があるため、剝離の徴候が現れるまで待つことが最も適切です。アールフェルド徴候やキュストネル徴候を確かめ、剝離が済んでから娩出させます。子宮底の輪状マッサージも剝離前に行うと内反を招きます。用手剝離は出血が多いときなどに医師が行う処置になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成