30 歳の初産婦。産褥4 日。子宮底の高さは臍下3 横指、硬度は良好で、授乳後に…
30 歳の初産婦。産褥4 日。子宮底の高さは臍下3 横指、硬度は良好で、授乳後に血性悪露がみられる。Hb 11.6 g/dL。下肢に軽度の浮腫を認める。乳房は軽度緊満で、乳管口の開口数は左右6 本ずつである。食事は摂れているが、分娩後に排便がなく腹部膨満感がある。ケアの優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 子宮復古状態子宮底の高さも硬度も、順調な経過です。
- ⑵ 貧血の状態治療を要する値には、達していません。
- ⑶ 浮腫の状態軽度の浮腫は、この時期には生理的な範囲です。
- ⑷ 乳房の状態乳房の状態も、順調に経過しています。
- ⑸ 排便の状態一度も排便がなく、まず援助が必要な状態です。
解説
正解は⑸です。分娩後4日たっても一度も排便がなく腹部膨満感があるため、まず排便への援助が必要です。便がたまったままだと子宮の収縮が妨げられ、会陰部の痛みも強まります。子宮底の高さと硬度は産褥4日として順調で、ヘモグロビン11.6g/dLは貧血の治療を要する値ではありません。下肢の軽度の浮腫と乳房の軽度の緊満も、この時期には生理的な範囲に収まっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成