出産後 6 か月、定期検査のため来院し、血糖値は正常であった。A さんは「退院後…
次の文を読み47~49 の問いに答えよ。A さん(38 歳、初産婦)。妊娠糖尿病。妊娠中は、自己血糖測定、インスリン自己注射を行い、食事は 6 回の分割食とし血糖コントロールは良好であった。3,100 g の児を正常分娩にて出産し母児同室中である。産褥 1 日。医師からインスリン注射について「今は使用しなくてよいでしょう。今後は血糖値の変化をみながら使用について判断していきましょう」と説明があった。
出産後 6 か月、定期検査のため来院し、血糖値は正常であった。A さんは「退院後は自分の食事療法と初めての育児で毎日が大変でした。でも、最近は自分なりの育児ができるようになり、母乳哺育で頑張っています。次の妊娠のことを考えています」と言う。A さんへの説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「妊娠するたびに妊娠糖尿病は重症化します」必ず重症化すると、決まってはいません。
- ⑵ 「授乳中の避妊には低用量ピルを使いましょう」授乳中の、第一選択にはなりません。
- ⑶ 「お子さんたちは糖尿病になる心配はないでしょう」子どもにも、なりやすい傾向があります。
- ⑷ 「次の妊娠は血糖コントロールが良い時にしましょう」血糖の状態が良いときに、計画することが大切です。
解説
正解は⑷です。妊娠糖尿病の既往がある女性は将来2型糖尿病になりやすいため、次の妊娠は血糖の状態が良いときに計画することが大切です。妊娠のたびに必ず重症化すると決まっているわけではありません。低用量ピルは授乳中の第一選択にはなりません。子どもも将来肥満や糖尿病になりやすい傾向があるため、心配ないと言い切ることはできず、生活習慣を整える支援が必要になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成