32 歳の初産婦。妊娠 40 週 4 日に経腟分娩で 2,840 g の男児を出…
32 歳の初産婦。妊娠 40 週 4 日に経腟分娩で 2,840 g の男児を出産した。30 歳で甲状腺機能亢進症を発症し、プロピオチオウラシルを内服している。妊娠中の血中甲状腺ホルモン値は正常範囲内であった。授乳に関する説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 「お薬を減らせば授乳できます」減らすと、母体の症状が再燃してしまいます。
- ⑵ 「昆布を多めに食べて授乳しましょう」ヨウ素が多く、勧められる食べ方ではありません。
- ⑶ 「特に授乳を制限する必要はありません」母乳へ移行する量がごくわずかで、続けられます。
- ⑷ 「お薬を飲んでいるので授乳はやめてください」やめる必要は、まったくありません。
解説
正解は⑶です。プロピルチオウラシルは母乳へ移行する量がごくわずかで、通常の量であれば児の甲状腺機能に影響しないため、授乳を制限する必要はありません。授乳のために薬を減らすと母体の症状が再燃してしまいます。昆布はヨウ素を多く含み、甲状腺の機能に影響するため多めに食べることは勧められません。服薬を続けながら授乳できることを、はっきり伝えて支えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成