A さん(28 歳、初妊婦、事務職員)はパートナーと同居しているが、入籍の予定は…
A さん(28 歳、初妊婦、事務職員)はパートナーと同居しているが、入籍の予定はない。妊娠20 週で2 か月ぶりに産科外来を受診した。妊娠経過は順調であった。A さんは、妊娠を予定していなかったこと、妊娠している実感がないこと、腹部が気になっているので食事量を減らしていることを助産師に話した。このときのA さんへの関わりで最も適切なのはどれか。
- ⑴ 腹帯の着用を勧める。腹帯の着用は妊娠の実感を育てることにはつながらず、この段階で優先されません。
- ⑵ 出産準備教室を受講するように勧める。出産準備教室は有用ですが、妊娠を受け止められていない段階では受け入れにくい提案です。
- ⑶ 超音波診断装置で胎児の画像を見せる。動いている胎児の姿を見ることが、妊娠の実感と胎児への愛着を育てるきっかけになります。
- ⑷ 胎児のことを第一に考えて生活するように説明する。胎児を優先するよう説く関わりは、Aさんの気持ちを否定し、責められていると受け取られます。
解説
正解は⑶です。Aさんは妊娠を予定していなかったこともあり、妊娠している実感がもてず、体型を気にして食事量まで減らしています。超音波診断装置で動いている胎児の姿を見てもらうことは、胎児の存在を実感し、愛着を育てるきっかけになります。腹帯や出産準備教室の案内は実感が育ってからでも遅くありません。胎児を第一に考えるよう説く関わりは、Aさんの気持ちを置き去りにし、責められていると受け取られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成