正常分娩において、胎盤が剝離していると判断できるのはどれか。
正常分娩において、胎盤が剝離していると判断できるのはどれか。
- ⑴ 恥骨結合上の下腹部を圧迫して臍帯が腟内に引き込まれるのを確認した時点引き込まれる場合は、まだ剝離していないことを示します。
- ⑵ 腟口近くで臍帯を挟んだコッヘルが手前に大きく下がってきた時点胎盤が下降したことを示す、確実な剝離徴候です。
- ⑶ 腟から暗赤色の血液の流出が確認されて5分が経過した時点時間の経過だけでは、剝離したとは判断できません。
- ⑷ 子宮底部が臍高で軟らかく触知できた時点剝離後は子宮底が上昇して硬く触れるようになります。
解説
正解は⑵です。胎盤が剝離すると子宮の下部へ下りてくるため、腟口で臍帯を挟んだ鉗子が手前に下がってきます。これはアールフェルド徴候と呼ばれる確実な剝離徴候です。恥骨上を圧迫して臍帯が腟内に引き込まれるのは未剝離を示すキュストネル徴候で、出血からの時間や子宮底が軟らかいことは剝離の判断にはなりません。剝離徴候を確かめてから胎盤を娩出することで、子宮内反や遺残を防ぐことができます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成