このときの助産師の対応で最も適切なのはどれか。
次の文を読み53〜55 の問いに答えよ。A さん(39 歳、アルバイト)は、3年前からパートナーと同居しはじめたが入籍はしていない。2年半前に流産し、その後、避妊をせずに性交を行っているが、妊娠しない状況が続いている。A さんは、そのうち子どもができるだろうと考えていたが、40 歳の誕生日が近づき年齢を意識するようになってから、焦りのような不安な気持ちになった。A さんは、市の不妊専門相談センターを訪問し、助産師に「流産した後、妊娠しません。子どもが欲しいと思っているのですが、私の年齢で自然な妊娠は無理なのかと心配です」と話した。
このときの助産師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 不妊治療の費用について説明する。費用の説明は、原因や方針が定まってからになります。
- ⑵ 妊娠の年齢と流産率の関係について説明する。不安をさらに強めるだけで、今の相談への答えになりません。
- ⑶ 不妊症には様々な原因があることを説明する。原因は一つではないと伝えることが、次の行動につながります。
- ⑷ 高年齢なので不妊治療が必要であると説明する。検査をしないまま治療が必要と決めつけることはできません。
解説
正解は⑶です。Aさんは年齢だけが妊娠しない理由だと思い込んでいますが、不妊の原因は排卵、卵管、子宮、男性側の要因など多岐にわたります。まず原因が一つではないことを伝え、検査によって確かめられると説明することが、次の行動につながります。費用や流産率の説明、治療が必要と決めつける対応は、この段階では適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成