健康診査の最後に事故予防の指導をしようとしたところ、母親から「上の子の時にも聞い…
次の文を読み50〜52 の問いに答えよ。A ちゃん(生後4か月0日、女児)は、4か月児健康診査の受診のために母、兄(3歳)とともに来院した。問診では、A ちゃんの出生時に異常の指摘はなく、これまで完全母乳栄養で、ワクチン接種や健康診査以外で医療機関を受診したことはないことがわかった。また母親はA ちゃんが嫌がるので、オムツ替えが難しいと話した。来院時の身体計測値は身長63 cm、体重7,000 g、頭囲47 cm であった。
健康診査の最後に事故予防の指導をしようとしたところ、母親から「上の子の時にも聞いたので大丈夫です」という発言があり、急いで帰宅したい様子が見られた。限られた指導時間で、兄との関連から最も注意を促すべき事故はどれか。
- ⑴ 火傷火傷も重要ですが、この月齢で兄との関連が強い事故ではありません。
- ⑵ 窒息きょうだいが与える小さな物や布団による圧迫の危険が高まります。
- ⑶ 溺水溺水は入浴時が中心で、兄との関連で最優先とは言えません。
- ⑷ 転倒歩き始める時期の事故で、生後4か月では該当しません。
解説
正解は⑵です。生後4か月は寝返りを始める時期で、3歳の兄が与えた小さな玩具や食べ物、兄の布団や枕による圧迫など、きょうだいがいる家庭ならではの窒息の危険が高まります。限られた時間では、この点に絞って注意を促すことが最も有効です。火傷や溺水、転倒も大切ですが、兄との関連で今すぐ起こりうる事故は窒息になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成