日齢2。血清ビリルビン値16.5 mg/dL となり光線療法が開始された。A さ…
次の文を読み44〜46 の問いに答えよ。A さん(38 歳、初産婦)は妊娠40 週3日。胎児心拍数陣痛図で変動一過性徐脈を認め、吸引分娩で3,800 g の男児を出生した。出生直後の児は、啼泣がなく、筋緊張は低下し、羊水混濁は認めなかった。直ちに蘇生を行った。バッグ・マスク換気による人工呼吸を継続していたところ、上腹部の腹部膨満を認めたため、胃管を挿入することとした。
日齢2。血清ビリルビン値16.5 mg/dL となり光線療法が開始された。A さんへの児についての説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 「沐浴を控えます」光線療法中でも、沐浴を控える必要はありません。
- ⑵ 「便の排泄を促します」変化したビリルビンは便から排泄されるため、促すことが大切です。
- ⑶ 「水分摂取を制限します」不感蒸泄が増えるため、水分はむしろ多めに必要です。
- ⑷ 「母乳の摂取を制限します」母乳を制限する必要はなく、授乳を続けます。
- ⑸ 「オムツで性腺を保護します」性腺への影響を避けるため、オムツで覆って保護します。
解説
正解は⑵と⑸です。光線療法ではビリルビンが水に溶ける形に変わり、便や尿から排泄されるため、授乳を続けて便の排泄を促すことが大切です。また、性腺への影響を避けるためオムツで覆って保護します。全身に光を当てる必要がありますが沐浴は制限せず、水分や母乳の摂取はむしろ積極的に進めます。光線療法中は不感蒸泄が増えるため、体重や尿量、体温の変化にも注意して観察します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成