分娩開始と考えられる時刻はどれか。
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。A さん(39 歳、初産婦)。身長154 cm、体重60 kg(非妊時50 kg)。体外受精で妊娠し、妊娠経過は順調であった。妊娠40 週3日、規則的な子宮収縮がありパートナーと一緒に午前11 時に来院した。入院時の所見は、体温37.0 ℃、脈拍84/分、血圧110/74 mmHg。頭位、第2胎向、児の推定体重2,760 g であった。内診所見は子宮口開大2cm、展退度60 %、Station −1 であった。A さんの入院後の陣痛間欠時間と陣痛持続時間は表のとおりである。午前11 時午後1時 午後3時 午後5時 午後7時陣痛間欠時間(分) 15 12 10 8 6陣痛持続時間(秒) 20 30 30 40 40
分娩開始と考えられる時刻はどれか。
- ⑴ 午前11 時間欠時間15分であり、分娩開始には至っていません。
- ⑵ 午後1 時間欠時間12分で、まだ10分以内にはなっていません。
- ⑶ 午後3 時ちょうど10分であり、分娩開始とは判断できません。
- ⑷ 午後5 時間欠時間8分となり、10分以内の規則的な陣痛が確立しています。
- ⑸ 午後7 時この時点ではすでに分娩が開始しています。
解説
正解は⑷です。分娩開始は、規則的な子宮収縮が10分以内の間隔で起こるか、1時間に6回以上となった時点と定義されます。表では午後5時に陣痛間欠時間が8分となっており、この時点で10分以内の規則的な陣痛が確立しています。午後3時の時点ではちょうど10分で、持続時間も30秒にとどまっています。前駆陣痛と本陣痛の見分けは、間隔が規則的に短くなるかどうかが手がかりになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成