妊娠初期の母体の生理的特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
妊娠初期の母体の生理的特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 糸球体濾過率〈GFR〉が増加する。腎血流量が増え、糸球体濾過率は約5割増加します。
- ⑵ インスリンの感受性が亢進する。インスリンの感受性は、妊娠の経過とともに低下します。
- ⑶ 全身の循環血液量が最大となる。循環血液量が最大となるのは妊娠28〜32週ころです。
- ⑷ 肺の1回換気量は低下する。1回換気量は増加し、分時換気量も増えます。
- ⑸ 体温が上昇する。プロゲステロンの作用で、高温相が続き体温が上がります。
解説
正解は⑴と⑸です。妊娠初期から腎血流量が増えて糸球体濾過率は約5割増加し、プロゲステロンの作用で基礎体温が高温相のまま続くため体温が上昇します。インスリンの感受性はむしろ低下し、循環血液量が最大となるのは妊娠28〜32週ころです。1回換気量は増加し、分時換気量も増えて過換気の傾向になります。妊娠による変化は時期によって異なるため、初期・中期・後期を区別して覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成