産褥4日。A さんは、明日退院の予定となった。A さんは「赤ちゃんの世話にもやっ…
次の文を読み45〜47 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)。妊娠経過は順調であった。妊娠39 週5日で3,420 g の女児を吸引分娩で出産した。分娩所要時間20 時間50 分、破水から分娩までの所要時間1 時間30 分。分娩時出血量450 mL。正中側切開術が施行された。
産褥4日。A さんは、明日退院の予定となった。A さんは「赤ちゃんの世話にもやっと慣れてきました。赤ちゃんはかわいいです。出産後に助産師さんとお産のことを話した時は、よく頑張ったねと言ってもらえました。でも出産に時間がかかり吸引分娩になるとは思いませんでしたし、傷がまだ痛いです。私はちゃんとしたお産ができなかったのではないかと思います」と言う。A さんへの助産師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「よく頑張ったのだから立派なお産ですよ」評価を伝えるだけでは、今の思いを打ち消してしまいます。
- ⑵ 「無事にお産が終わったことを喜びましょう」喜ぶよう促すことは、気持ちの否定になります。
- ⑶ 「もう一度、お産の振り返りをしてみませんか」経過の意味を確かめ、自分の歩みを受け止め直せます。
- ⑷ 「新生児訪問でお産の話を聞いてもらってください」先送りにすると、気持ちの整理の機会を逃します。
解説
正解は⑶です。Aさんは一度振り返りを行いながら、なお自分のお産を十分でなかったと感じています。もう一度一緒に振り返ることで、経過の意味を確かめ、自分の歩みを受け止め直す機会になります。立派だと評価することや喜ぶよう促すことは気持ちを打ち消し、退院後に委ねることは今の思いを先送りにしてしまいます。語りを急がせず、Aさんのことばで経過をたどれるよう寄り添います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成