生後12 時間の新生児。在胎32 週1日、出生体重1,700 g で出生した。保…
生後12 時間の新生児。在胎32 週1日、出生体重1,700 g で出生した。保育器内で経鼻的持続気道陽圧呼吸療法〈CPAP〉(吸入酸素濃度25 %)を開始し、輸液管理中である。バイタルサインは、体温(腋窩温) 36.5 ℃、呼吸数65/分、心拍数160/分、血圧50/32 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉94 % であった。また、血糖値は60 mg/dL であった。現在の児の状態の評価で正しいのはどれか。
- ⑴ 頻脈心拍数160/分は、新生児として正常範囲です。
- ⑵ 多呼吸65回/分は正常範囲を超えており、多呼吸にあたります。
- ⑶ 低血圧この在胎週数と日齢では、保たれている血圧です。
- ⑷ 低体温体温36.5℃は正常範囲にあたります。
- ⑸ 低酸素血症この管理下では、許容される酸素飽和度です。
解説
正解は⑵です。新生児の呼吸数の正常範囲は40〜60回/分で、65回/分は多呼吸にあたり、呼吸窮迫が続いていることを示します。心拍数160/分は正常範囲、体温36.5℃も正常です。血圧は在胎週数と日齢からみて保たれており、酸素飽和度94%も吸入酸素濃度25%の管理下では許容される値になります。早産児では呼吸の状態が変わりやすく、継続した観察が欠かせません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成