29 歳の1回経産婦。妊娠40 週1日。陣痛発来で入院となり、その後破水した。破…
29 歳の1回経産婦。妊娠40 週1日。陣痛発来で入院となり、その後破水した。破水時の内診所見は子宮口4cm 開大、展退度70 %、Station −2 で、羊水流出が持続的に認められた。胎児心拍数陣痛図の所見で軽度の変動一過性徐脈が認められ、連続モニタリングを行っていたが、破水から2時間後、突然遷延一過性徐脈が出現し、臍帯脱出が疑われた。助産師が産婦に対して最初に行うのはどれか。
- ⑴ 側臥位への体位変換体位の変換も行いますが、まず内診で確かめます。
- ⑵ 羊水流出量の確認羊水量を確かめても、臍帯脱出の判断はできません。
- ⑶ 深呼吸の促し深呼吸を促しても、臍帯の圧迫は解除できません。
- ⑷ 血圧測定血圧測定では、胎児の危機に対応できません。
- ⑸ 内診診断と児頭の押し上げを、同時に行うことができます。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。臍帯脱出が疑われる場面では、まず内診で臍帯が腟内や腟口に触れるかを確かめ、同時に児頭を押し上げて臍帯への圧迫を取り除きます。診断と処置を一度に行えるため最初に実施します。体位変換も行いますが内診で確かめた後になり、羊水量の確認や深呼吸、血圧測定では児を救うことができません。児頭の押し上げを続けながら、直ちに医師へ報告して緊急手術に備えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成