日齢0の新生児。在胎週数36 週0日、頭位経腟分娩で出生。出生体重2,300 g…
日齢0の新生児。在胎週数36 週0日、頭位経腟分娩で出生。出生体重2,300 g。外表所見より18 トリソミーが疑われて入院となった。入院後の検査で単心室、重症心不全、食道閉鎖を認め、外科治療は可能だが、手術後1か月以上延命できる可能性は低いと判断された。両親への対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 外科手術を受けることを勧める。医療者が一方的に勧めるべき判断ではありません。
- ⑵ 母親への説明は父親を通して行う。母親にも直接、同じ説明を行う必要があります。
- ⑶ 治療方針が決定するまで面会を制限する。限られた時間であり、面会を制限してはいけません。
- ⑷ 看取りの医療の選択肢について説明する。両親が十分に話し合って決められるよう、選択肢を示します。
- ⑸ 入院当日は重篤な状態であることの説明は避ける。状態を正確に伝えることが、選択の前提になります。
解説
正解は⑷です。手術をしても1か月以上の延命が難しいと判断される状況では、治療を行う選択肢とともに、苦痛を和らげて看取る医療という選択肢も示し、両親が十分に話し合って決められるようにします。手術を勧めることや説明を父親だけに行うこと、面会を制限すること、重篤さを伏せることはいずれも適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成