A さん(36 歳、初産婦)。妊娠分娩の経過に問題はなく正常分娩で男児を出産した…
A さん(36 歳、初産婦)。妊娠分娩の経過に問題はなく正常分娩で男児を出産した。現在産後1か月。産後は実母の支援を受けて育児をしており、児の体重増加も順調である。A さんは「実は女の子が欲しかった。この子がかわいいとは思えない」と言う。A さんの状況のアセスメントはどれか。
- ⑴ マタニティブルーズマタニティブルーズは産後2週ころまでに消えます。
- ⑵ ボンディング障害児への愛情が湧かないという、感情の問題にあたります。
- ⑶ 産褥精神病産褥精神病は、幻覚や妄想を伴う状態です。
- ⑷ ネグレクト育児は行われており、ネグレクトにはあたりません。
- ⑸ 育児不安育児の方法への不安ではなく、感情の問題です。
解説
正解は⑵です。ボンディング障害は、児への愛情が湧かない、かわいいと思えないという感情の問題で、気分の落ち込みを主とする産後うつ病とは区別されます。マタニティブルーズは産後2週ころまでに消え、産褥精神病は幻覚や妄想を伴います。育児は実母の支援で成り立ちネグレクトにはあたらず、育児不安とも異なります。責めずに気持ちを受け止め、継続した支援につなぐことが大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成