子宮口全開大で、努責感を感じている初産婦。仰臥位で陣痛発作時に時々児頭が陰裂から…
子宮口全開大で、努責感を感じている初産婦。仰臥位で陣痛発作時に時々児頭が陰裂から少し見える状況になってきた。陣痛発作時の産婦に対し、分娩を進行させる効果的な声かけで適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 「上半身を起こしますよ」重力を生かすことで、児頭の下降が進みやすくなります。
- ⑵ 「天井を見ていきみましょう」顎が上がると腹圧がかけにくくなってしまいます。
- ⑶ 「ハッ、ハッ、ハッ、ですよ」努責を完全に逃がす呼吸で、この場面には適しません。
- ⑷ 「フーウン、フーウン、ですよ」努責を加減でき、会陰の裂傷を防ぐことができます。
- ⑸ 「息の続くかぎり長くいきんでください」長く強いいきみは、会陰を傷めてしまいます。
解説
正解は⑴と⑷です。上半身を起こすと重力を生かせて児頭の下降が進みます。また排臨の時期には強くいきみ続けると会陰が裂けるため、フーウンという短い呼気で努責を加減してもらいます。天井を見ると顎が上がって力が入らず、ハッハッという短息呼吸は努責を完全に逃がす場面、息の続く限りのいきみは会陰を傷めます。産婦の状態を見ながら、声かけの内容を切り替えていくことが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成