会陰切開術の正中側切開法と正中切開法との比較で、正中側切開法の特徴として正しいの…
会陰切開術の正中側切開法と正中切開法との比較で、正中側切開法の特徴として正しいのはどれか。
- ⑴ 会陰拡張効果が大きい。会陰の拡張効果は、正中切開法の方が大きくなります。
- ⑵ 創部からの出血が少ない。筋層を切るため、出血はむしろ多くなります。
- ⑶ 肛門括約筋の損傷が少ない。切開の方向が肛門から外れ、括約筋の損傷が少なくなります。
- ⑷ 創部縫合不全が発生する頻度は少ない。縫合が複雑で、癒合不全はむしろ生じやすくなります。
解説
正解は⑶です。正中側切開法は切開の方向が肛門から外れるため、裂傷が肛門括約筋や直腸に及びにくいという利点があります。一方で筋層を切るため出血は多く、縫合が複雑で癒合不全や痛みが生じやすくなります。会陰の拡張効果は正中切開法の方が大きく、両者の長所と短所を比べて覚えておきましょう。どちらの方法にも利点と欠点があり、状況に応じて選ばれていきます。縫合後の痛みの経過も、あらかじめ伝えておくと安心につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成