28 歳の初産婦。入院時、陣痛間欠7分、陣痛発作30 秒で、内診所見は、子宮口2…
28 歳の初産婦。入院時、陣痛間欠7分、陣痛発作30 秒で、内診所見は、子宮口2 cm 開大、展退度40 %、Station −2、子宮頸管の硬度は中、子宮口の位置は中央であった。入院後6時間経過し、陣痛間欠3分、陣痛発作50 秒となった。産婦は陣痛発作時に自ら深くゆっくりと呼吸し、間欠時には少し眠ることもあった。この時の産婦のアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 微弱陣痛である。陣痛間欠3分、発作50秒は順調な陣痛です。
- ⑵ 母体疲労が著しい。間欠時に眠れており、疲労が著しいとは言えません。
- ⑶ 活動期に至っている。子宮口の開大と陣痛の強まりから、活動期にあたります。
- ⑷ 血中 β-エンドルフィンが高まっている。自ら呼吸を整え落ち着いており、高まっていると考えられます。
- ⑸ 逃避型のコーピングを用いて分娩に適応している。自ら呼吸を整えており、逃避型ではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。入院から6時間で子宮口が開き陣痛も強まっており、分娩第1期の活動期に至っています。産婦は自ら呼吸を整え、間欠時には眠ることもできており、痛みを和らげる働きをもつβ-エンドルフィンが高まっている状態と考えられます。陣痛は順調で微弱陣痛ではなく、疲労が著しいとも言えません。産婦の言動と内診所見を合わせて読み取ることが、分娩の判断の基本です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成