A ちゃん(日齢10、女児)。在胎31 週5日、体重1,570 g で出生し、N…
A ちゃん(日齢10、女児)。在胎31 週5日、体重1,570 g で出生し、NICU に入院し経鼻的CPAP 療法を行っている。ベッドサイドの呼吸心拍監視モニターのアラームが鳴ったため確認したところ、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉65 %、心拍数70/分、呼吸運動は停止していて体動はなく、顔面にチアノーゼが認められた。初期対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 胸骨圧迫心拍数70/分であり、胸骨圧迫の適応ではありません。
- ⑵ 酸素投与呼吸が止まっており、酸素投与だけでは戻りません。
- ⑶ 足底刺激皮膚刺激によって、多くは自発呼吸が回復します。
- ⑷ 気管内挿管刺激で回復しない場合に、段階を踏んで検討します。
- ⑸ ブドウ糖液の静脈内注射低血糖を示す所見はなく、この場面の対応ではありません。
解説
正解は⑶です。早産児の無呼吸発作では、まず足底をこするなどの皮膚刺激を与えて自発呼吸を促します。多くはこれで回復します。回復しない場合にバッグ・マスク換気へ進み、心拍数が60/分未満に下がれば胸骨圧迫を行います。酸素投与だけでは呼吸は戻らず、気管挿管やブドウ糖の静注はこの段階の対応ではありません。発作が続く場合はカフェインの投与なども検討され、原因の検索も行われます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成