妊娠中から産褥期に、母体敗血症からトキシックショック症候群、全身性炎症反応症候群…
妊娠中から産褥期に、母体敗血症からトキシックショック症候群、全身性炎症反応症候群〈SIRS〉、播種性血管内凝固〈DIC〉などを起こし、周産期の母児の死亡原因となるのはどれか。
- ⑴ 梅毒梅毒は、急速に進行する敗血症を起こしません。
- ⑵ 淋菌感染症淋菌感染症では、このような経過はとりません。
- ⑶ 性器ヘルペス感染症性器ヘルペスで問題になるのは、新生児への産道感染です。
- ⑷ 性器クラミジア感染症クラミジア感染症も、このような経過はとりません。
- ⑸ A 群溶血性レンサ球菌感染症毒素により急速に進行し、母児の死亡につながります。
解説
正解は⑸です。A群溶血性レンサ球菌は毒素を産生し、妊娠中や産褥期に急速に進行する敗血症やトキシックショック症候群を起こして、母児の死亡につながることがあります。発症から短時間で重症化するため早期の抗菌薬投与が欠かせません。梅毒や淋菌、性器ヘルペス、クラミジアは、このような経過はとりません。産褥期の高熱では、進行の速い感染症を念頭に置いて対応することが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成