妊娠による母体の糖代謝の変化で正しいのはどれか。
妊娠による母体の糖代謝の変化で正しいのはどれか。
- ⑴ 食後血糖値は低下する。インスリンの効きが悪くなり、食後血糖は上がりやすくなります。
- ⑵ 空腹時血糖値は低下する。胎児にブドウ糖が運ばれるため、非妊時より低くなります。
- ⑶ 血中インスリン値は低下する。効きの悪さを補おうとして、血中インスリン値は高くなります。
- ⑷ インスリン感受性が亢進する。インスリン感受性は、妊娠の経過とともに低下します。
解説
正解は⑵です。妊娠中は胎児にブドウ糖が運ばれるため、母体の空腹時血糖値は非妊時より低くなります。一方、胎盤から分泌されるホルモンの働きでインスリンの効きが悪くなるため、食後の血糖は上がりやすく、それを補おうとして血中インスリン値はむしろ高くなります。インスリン感受性は亢進ではなく低下します。妊娠糖尿病が現れやすい背景として、この変化を押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成