2か月後、母親がA ちゃんの体温を測ると38.0 ℃であった。すぐにかかりつけ医…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A ちゃん(生後4か月0日、男児)。在胎37 週、身長48 cm、体重2,500 g で出生した。A ちゃんは4か月児健康診査で身長60 cm、体重6,000 g であった。腹這いにすると腕で身体を支え、頭を持ち上げた。「がらがら」を両手で持ち、あやすと声を出して笑い、母親をまねてアーアーと声を出した。首を右に向けると左右の手足を屈曲させた。
2か月後、母親がA ちゃんの体温を測ると38.0 ℃であった。すぐにかかりつけ医を受診したところ、処方はされず、自宅で様子をみることになった。発熱以外に感冒様症状や嘔吐はなく、機嫌よく過ごしていた。受診後3日で解熱し、体幹に淡紅色の細かい発疹を認めた。考えられる疾患はどれか。
- ⑴ 麻疹麻疹では、咳や眼脂、コプリック斑を伴います。
- ⑵ 突発性発疹解熱とともに発疹が現れる、典型的な経過です。
- ⑶ インフルエンザインフルエンザでは、呼吸器の症状が強く出ます。
- ⑷ RS ウイルス感染症RSウイルス感染症でも、呼吸器の症状が目立ちます。
- ⑸ A 群 β 溶血性レンサ球菌感染症溶連菌感染症では、咽頭痛といちご舌がみられます。
解説
正解は⑵です。突発性発疹は、生後6か月ころから高熱が3日ほど続き、解熱とともに体幹を中心に淡い発疹が現れる疾患で、機嫌が保たれることも特徴です。麻疹では咳や眼脂、コプリック斑を伴い、インフルエンザやRSウイルス感染症では呼吸器の症状が強く、溶連菌感染症では咽頭痛といちご舌がみられます。熱性けいれんを伴うこともあるため、経過の観察が大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成