在胎37 週5日、体重2,700 g で出生した児。出生後のバイタルサインに異常…
在胎37 週5日、体重2,700 g で出生した児。出生後のバイタルサインに異常はなかったが、授乳時に口唇周囲に軽度のチアノーゼが認められた。本日、日齢3で体重2,565 g。体温37.5 ℃、呼吸数53/分、心拍数145/分。排尿8回/日、排便2回/日で移行便である。児の栄養は自律授乳で7回/日、授乳時間20 分/回。母親の乳房は軽度緊満、乳汁分泌は良好である。授乳に関する対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 授乳回数を増やす。哺乳は足りており、回数を増やす必要はありません。
- ⑵ 哺乳瓶で哺乳する。哺乳瓶に替えても、チアノーゼの原因は分かりません。
- ⑶ 授乳間隔を3時間おきにする。自律授乳で足りており、時間を区切る必要はありません。
- ⑷ 授乳中の児の呼吸状態を確認する。呼吸や循環の問題が隠れていないかを確かめられます。
- ⑸ 乳輪部が均等に見えるように吸着の介助をする。吸着の介助では、チアノーゼの原因に迫れません。
解説
正解は⑷です。授乳のたびに口唇周囲にチアノーゼが現れることは、哺乳による負担で呼吸や循環が不安定になっている可能性を示します。まず授乳中の呼吸状態を確かめ、必要があれば医師に報告します。体重減少は生理的範囲で哺乳も足りており、回数や間隔の変更、哺乳瓶への切り替えは必要ありません。授乳の様子を確かめることが、心疾患の早期発見にもつながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成