A さん(34 歳、1回経産婦)。妊娠22 週0日。妊婦健康診査を受けている病院…
A さん(34 歳、1回経産婦)。妊娠22 週0日。妊婦健康診査を受けている病院に「3歳の長女が通園している幼稚園で、3日前に伝染性紅斑を発症した児がいた」と相談に来たため、血清抗体価検査を行った。検査結果は、PB 19-IgM 抗体(−)、PB 19-IgG 抗体(+)であった。A さんに対する説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 「このまま様子をみて問題ありません」既感染で免疫があり、経過をみて差し支えありません。
- ⑵ 「抗ウイルス薬の内服で感染が予防できます」抗ウイルス薬による予防の方法はありません。
- ⑶ 「2週ごとに胎児の超音波検査が必要です」既感染であり、頻回の超音波検査は必要ありません。
- ⑷ 「1か月後に血清抗体価の再検査が必要です」既感染が確認されており、再検査は不要です。
- ⑸ 「帝王切開術による分娩になります」分娩様式を変える必要はありません。
解説
正解は⑴です。IgM抗体が陰性でIgG抗体が陽性であることは、過去に感染して免疫を獲得している既感染の状態を示します。再感染による胎児への影響は心配ないため、このまま経過をみて差し支えありません。抗ウイルス薬による予防はできず、定期的な超音波検査や抗体価の再検査、帝王切開も必要ありません。長女の感染の有無も確かめ、家庭での手洗いを勧めておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成