トキソプラズマ感染症で正しいのはどれか。
トキソプラズマ感染症で正しいのはどれか。
- ⑴ 妊婦の尿検査で診断する。診断は尿検査ではなく、血清抗体価で行います。
- ⑵ 胎児への感染は産道感染が多い。胎児への感染は、経胎盤感染によって起こります。
- ⑶ 妊婦の初感染は胎内感染のリスクが低い。初感染では、胎内感染の危険が高くなります。
- ⑷ 出生時に症状がなければ先天感染は否定できる。出生時に症状がなくても、後に現れることがあります。
- ⑸ 感染した動物の生肉の摂取によって母体が感染する。加熱が不十分な肉を介して、母体が感染します。
解説
正解は⑸です。トキソプラズマは、加熱が不十分な肉や猫の糞便に触れることで母体に感染します。胎児への感染は経胎盤感染で、妊娠後期ほど感染率が高くなります。診断は血清抗体価で行い、出生時に症状がなくても後に網脈絡膜炎や発達の遅れが現れることがあるため、長期の経過観察が必要になります。妊娠中は生肉を避け、猫の世話の後には手を洗うよう伝えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成