授乳中の母親に使用した場合に児への影響が少ない薬剤の特徴で正しいのはどれか。
授乳中の母親に使用した場合に児への影響が少ない薬剤の特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 脂溶性が高い。脂溶性が高いと、母乳へ移行しやすくなります。
- ⑵ M/P 比が高い。M/P比が高いほど、母乳中の濃度が高くなります。
- ⑶ 分子量が小さい。分子量が小さいほど、母乳へ移行しやすくなります。
- ⑷ 生物学的利用率が高い。児の体内に吸収されやすく、影響が大きくなります。
- ⑸ 血漿蛋白結合率が高い。遊離型が少なく、母乳への移行が抑えられます。
解説
正解は⑸です。血漿蛋白と強く結合する薬剤は血液中にとどまりやすく、母乳へ移行する遊離型が少ないため児への影響が小さくなります。脂溶性が高いもの、母乳と血漿の濃度比であるM/P比が高いもの、分子量が小さいものは母乳へ移行しやすく、生物学的利用率が高いと児の体内に吸収されやすくなります。薬の特徴を知ることが、授乳を続けられるかどうかの判断につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成