出生直後の正期産新生児の血液中免疫グロブリンについて正しいのはどれか。
出生直後の正期産新生児の血液中免疫グロブリンについて正しいのはどれか。
- ⑴ IgA 高値は胎内感染を示唆する。胎内感染を示すのは、IgA高値ではなくIgM高値です。
- ⑵ IgE は母体から経胎盤移行したものである。IgEは胎盤を通過せず、母体からは移行しません。
- ⑶ IgG 高値は児の原発性免疫不全症候群を示唆する。IgGは移行抗体であり、高値は免疫不全を示しません。
- ⑷ IgM は主に児の体内で産生されたものである。胎盤を通過できないため、児が作ったものになります。
解説
正解は⑷です。IgMは分子が大きく胎盤を通過できないため、新生児の血中にあるIgMは児自身が作ったものです。高値であれば胎内感染を疑います。IgAも胎盤を通過せず、IgEも母体からは移行しません。IgGは胎盤を通過して移行するため、高値であっても免疫不全を示すものではありません。どの免疫グロブリンが胎盤を通過するかを押さえておくことが鍵になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成