ソクマル医師

日齢2 の女児。新生児室で定期診察中である。妊娠経過は異常なく、在胎39 週1 …

日齢2 の女児。新生児室で定期診察中である。妊娠経過は異常なく、在胎39 週1 日、身長50 cm、体重2,900 g。Apgar スコア8 点(1 分)、9 点(5 分)、自然分娩で出生した。心拍数140/分、整。血圧80/52 mmHg。呼吸数62/分。SpO2 96 %(room air)。①左頭頂側頭部に軟らかく、骨縫合をこえない腫瘤を認める。②大泉門は3 cm × 3 cm で開大し、平坦である。③眼球結膜に軽度の黄染を認める。心音に異常を認めない。呼吸は④陥没呼吸を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。⑤性器出血を認める。外表に形態異常は認めない。下線部のうち、異常な所見はどれか。

解説

正解は⑷です。陥没呼吸は吸気時に胸骨上窩や肋間、季肋部が陥没する所見で、呼吸努力が増大していることを示す異常所見です。本例は呼吸数62/分と多呼吸も伴っており、新生児一過性多呼吸や感染症などの評価が必要です。骨縫合を越えない軟らかい腫瘤は頭血腫で通常自然に吸収されます。大泉門3cm程度の開大で平坦なのは正常範囲です。日齢2の軽度黄疸は生理的黄疸、女児の性器出血は母体ホルモンの消退による新生児月経で、いずれも生理的です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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