内臓悪性腫瘍の合併を想起すべきなのはどれか。
内臓悪性腫瘍の合併を想起すべきなのはどれか。
- ⑴ 亜鉛欠乏症候群亜鉛欠乏症候群は栄養障害で、内臓悪性腫瘍の合併を示唆しません。
- ⑵ 黒色表皮腫悪性型の黒色表皮腫は胃癌などの内臓悪性腫瘍に合併します。
- ⑶ 弾性線維性仮性黄色腫弾性線維性仮性黄色腫は遺伝性の結合組織疾患で、悪性腫瘍とは関連しません。
- ⑷ Ehlers-Danlos 症候群Ehlers-Danlos症候群は遺伝性の結合組織疾患です。
- ⑸ Fabry 病Fabry病はライソゾーム病で、悪性腫瘍とは関連しません。
解説
正解は⑵です。黒色表皮腫は腋窩や頸部、鼠径部などの間擦部に、黒褐色の色素沈着と乳頭状の皮膚肥厚を生じる疾患です。肥満やインスリン抵抗性に伴う良性型のほか、内臓悪性腫瘍、特に胃癌などの腺癌に伴う悪性型があり、デルマドローム(内臓疾患を反映する皮膚症状)として知られます。中高年で急速に発症・拡大する場合や口腔粘膜病変を伴う場合は、悪性腫瘍の検索が必要です。他の選択肢は代謝異常や遺伝性疾患です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成