ソクマル医師

6 歳の男児。血尿と浮腫を主訴に両親に連れられて来院した。2 週間前に咽頭痛があ…

6 歳の男児。血尿と浮腫を主訴に両親に連れられて来院した。2 週間前に咽頭痛があった。3 日前から起床時に上眼瞼浮腫が出現し、昨日から肉眼的血尿も伴ったため受診した。身長115 cm、体重24 kg(2 週間前から2 kg 増加)。体温36.7 ℃。脈拍100/分、整。血圧120/70mmHg。呼吸数24/分。SpO2 99 %(room air)。上眼瞼および下腿に浮腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。皮疹は認めない。尿所見:蛋白2 +、潜血3 +。血液所見:赤血球430 万、Hb 12.4 g/dL、白血球8,700、血小板42 万。血液生化学所見:アルブミン4.1 g/dL、尿素窒素23mg/dL、クレアチニン0.7 mg/dL、Na 139 mEq/L、K 4.2 mEq/L、Cl 108mEq/L、Ca 10.5 mg/dL(基準8.5~11)、P 6.0 mg/dL(基準4.5~6.5)、Mg 2.1mg/dL(基準1.7~2.5)。免疫血清学所見:ASO 698 単位(基準250 以下)、C3 21mg/dL(基準52~112)、C4 27 mg/dL(基準16~51)、血清補体価(CH50)15 U/mL未満(基準25~35)、CRP 0.4 mg/dL。最初に制限すべきなのはどれか。

解説

正解は⑷です。咽頭痛の2週間後に浮腫、肉眼的血尿、高血圧が出現し、ASO上昇と補体C3・CH50の低下を認めることから、溶連菌感染後急性糸球体腎炎と考えられます。糸球体濾過量の低下によりナトリウムと水が体内に貯留し、浮腫、体重増加、高血圧を来しています。急性期の治療の基本は安静と、食塩(ナトリウム)および水分の制限です。カリウムは正常範囲ですが、乏尿や高カリウム血症を来した場合には制限を考慮します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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