縫合した創部の断面図(別冊No. 1)を別に示す。鑷子(せっし)で縫合糸を挙上し…
縫合した創部の断面図(別冊No. 1)を別に示す。鑷子(せっし)で縫合糸を挙上している。抜糸を行う際、剪刀(せんとう)で切離すべき場所はどれか。
- ⑴ ①示された位置で切離すると汚染された糸が創内を通過するおそれがあります。
- ⑵ ②示された位置は皮膚直上の適切な切離部位ではないと考えられます。
- ⑶ ③示された位置で切離すると糸の一部が残るなどの問題が生じると考えられます。
- ⑷ ④示された位置は抜糸に適した切離部位ではないと考えられます。
- ⑸ ⑤皮膚直上で切離し、汚染された糸が創内を通らないように抜去できる位置です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。抜糸の際は、鑷子で結び目を持ち上げ、皮膚に近い部分で縫合糸を切離し、皮膚の外に出ていた部分が創内を通過しないように引き抜きます。皮膚表面の糸は細菌で汚染されているため、それを皮下に引き込むと感染の原因となります。図は見えませんが、⑤が結び目の反対側で、皮膚から出ている糸の皮膚直上の部分に当たると考えられます。結び目の側を引くことで、清潔な皮下部分の糸のみが創内を通ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成